私の一番大好きなエフェクトであり、一番大嫌いなエフェクトの一つです。
一年くらい前に【REDHOTマニュアル≪EQ編≫】でEQを紹介したのですが、普段の私のblogを見ていて気付いてる方も多いと思いますが、、、
『私、文才ないんです!!!』
でも、音作りの基本エフェクトでもあるコンプ/リミッターの説明もちゃんとしなくては、と勝手に思い今回重い腰をあげてみました。。。
※今回はコンプを重点に説明します。
ハッキリ言って説明も難しい・・・。
つたない説明かと思いますがお付き合い下さいm(__)m
コンプとリミッターの違い
このコンプとリミッターは簡単に説明するとどちらも同じです。と言うのもモノによっては「コンプ/リミッター」と1つのエフェクトで表記されているモノもあります。
具体的(意味的)に説明すると・・・
コンプレッサー(圧縮機)・・・オーディオ信号のダイナミックレンジを圧縮する装置のことで、入力信号がある一定のレベルを超えると、入力信号が大きくなるにつれて逆にゲインが減少して、出力信号の増大を防ぎます。※略して「コンプ」
リミッター(制限機)・・・設定した最大レベル以下の信号に対しては何の効果も持たないが、入力信号レベルがそれを超えると増幅率を減少させ、出力が大きくなるのを防ぎます。
コンプのタイプ
(今回紹介している画像はプラグインとなります)
●真空管コンプ・・・文字通り「真空管」を使用したコンプレッサー。真空管の特性のサウンドに独特の”押し出し感”が生まれます。
【FAIRCHILD670】
●FETコンプ・・・音質的には真空管に近いもので、クリーンノイズが少ない万能タイプ
【BF76(UREI 1176LN)】
●オプト・コンプ・・・自然なダイナミックが特徴ですが、特性上アタック/リリースタイムがあまり早く設定できない
【CLA-2A】
●VCAコンプ・・・電圧を使い数学的な見地でコントロールするため、音のスピード設定の幅が広いコンプです
【G-Master Buss Compressor】
コンプのパラメーター
●スレッショルド
コンプレッサーが動作を始める入力音量をスレッショル・レベルといい、このスレッショルドを超えた信号の音量が抑えられることになります。
●レシオ
スレッショルドを超えた入力信号を“どのくらい抑えるか”を決めるパラメーターがレシオです。文字通り圧縮の「比率」で、〇:1という値で示します。この比率はdB単位で、例えば4:1の場合は、スレッショルドを4dB超えて入力した信号が、スレッショルドレベルより1dB大きく出力されることになります。
●アタック・タイム/リリース・タイム
ここまでで、コンプレッサーが“スレッショルドを超えた信号をレシオで設定した比率で圧縮する”ことを説明しましたが、コンプレッサーがかかっていない状態から動作を始めて、入力信号がレシオで設定した圧縮比になるまでには時間がかかります。この時間をアタック・タイムと言います。逆に、入力信号がスレッショルド以下になってから、コンプレッサーが解除される時間をリリース・タイムと言います。
●入力/出力レベルと初期設定
コンプレッサーで抑えた分の音量は、出力レベルで調節してあげる必要があります。コンプレッサーはしばしば音圧を上げるために使われますが、これは一度音量を抑えて平均化した上で、出力レベルを原音のピークに合わせて持ち上げることで、こうした効果が得られます。
※この際、出力レベルを大きくすると、確かに迫力が増したように感じます。しかし、単純に音量を上げるだけでも迫力があるように聴こえるので、注意が必要です。
ここで大事なのはコンプレッサーのかかり方であって、音量の大小にごまかされないようにしましょう!
コンプのパラメーターを分かりやすく図解したモノを見付けましたので参考にして下さい。
今回のコンプの説明は、以前紹介した【REDHOTマニュアル≪SIDE CHAIN編≫】よりも前に説明しておきたかったのですが・・・
色々と、このblog(マニュアル等)を通して説明していますが、まずは『やってみる!』と言う事です!!
まぁ~何にせよ、このスタジオをかまえて本当に思ったことが『良いミックスを作る(知る)には、良い環境から』と言うこと覚えました。
※『今の環境が最高』とまでは思いませんが・・・。
モニター環境が違うせいか、自宅で作業していた時とは、全然音の出方が違うんです!
皆さんも是非「環境」からいじってみるのもいいと思いますよ!
※少しの工夫で大きな進化☆
ん~~~、いずれそっちのマニュアルも書いてみようかな???