良いミックスとは?

Posted 2011年4月4日 by fujita

まず、はじめに・・・
※宅レコをされている方に言いたいこと。

『ミックスダウン(トラックダウン)をする』と考えた時に、まず真っ先に「EQ、コンプを・・・」と思い付く方がほとんどだと思います。
※意外と私もそうでした、、、

その前にやっていただきたいこと、

①EQ・コンプをかける前に『素』の状態で全体のバランスをとる

②仕上げたい曲をイメージする

これってかなり大事な事だと思いますよ!!

「フェーダーを上げる前にコンプ」と言うのはナンセンスだと思います!!!

『録り音が小さすぎたからコンプで大きくしよう!』

『録り音が良くない・・・』

場合にもよると思いますが、、、録り直しましょう!

それがアマチュア(宅レコ)の醍醐味じゃないですか!

スタジオ等を使ったレコーディングだと『時間=増』という考えにもなりますが、自分の趣味でやっていることだからこそ時間をかけましょう!

良い機会なのでこんな話をしてみたいと思います。

以前にもお話しましたが『ボーカル等のピッチ補正(修正)』。

裏にはいろんな考えがあります。中でも一番が、

「こんな状態ではお客さんに音源(CDなど)を渡せない。」

だと思います。

一言、、、『上手くなりましょう!』

ヘタをすると・・・「あのアーティスト、CDよりライブの方が下手くそ」と言われてしまいますよ。。。

『補正(修正)をした時点でもはや本人ではない』ってことです。

まぁ~割り切っているお客さんも多いですが・・・(これが現実なのかな?)

とある方の言葉ですが、

『100回の練習と1回の本番』

文明の力に頼ることの出来るこの時代ですが、、、上手くならないですよ。。。

やっぱアーティストがステージで輝いて欲しいです☆

と、まぁ~かなり脱線してしまいましたが、兎にも角にもまずは曲のイメージが大切ってことです!

たまに、

「(後日の)ギター録りの前に、先に録ったドラム&ベースのミックスをチャチャっとお願いします。ギターの音作りのためにイメージしたいので・・・」

「(この曲って私(エンジニア)の曲ですか?)」

『私のイメージ=アーティストのイメージ』ではないと思います。

正直、全部の音が揃ってからの全体のイメージ作りですから・・・

もちろん答えは『NO!』ですよね。

「では、練習のため・・・」

「普段スタジオなどで練習してるんですよね?」

先ほども言いましたよね?

『100回の練習と1回の本番』

あれ?また脱線した?

私は今になっても日々本当に勉強(実験)しています。サラリーマン時代も、、、いや、もっと以前から、、、
※それが仕事なのでもっとやらなきゃいけないのですが・・・

雑誌に頼るのもいいと思いますが、結局書いてあることは『参考(キッカケ)』として捕らえている程度でいいと思いますよ!

よくその手の雑誌に

『ギターにかけるEQは〇〇kHzは〇〇dbで・・・』

と、丁寧に書いているように見えますが、実際あなたの扱っている音は違う音なのですから!セッティングは違うはずです!

良い意味で固定概念は捨てましょう!

「良い音」それは「アーティストさんの腕」にもかかっている部分です!

それを生かすも殺すも私の腕です!!

もっと腕(レベル)を磨きます。。。