REDHOTマニュアル≪音楽用語【GAIN/ゲイン】編≫

Posted 2010年2月13日 by fujita

先日、お客さんとの会話の中で【GAIN】についての話題になった。

お客さん「歪ませる時にはGAINを上げるでしょう!」
お客さん「GAINって歪ませるヤツでしょ?」

まずGAINの意味を説明します。

ゲイン[gain]【電気】
利得とも言う。増幅器(アンプ)において、入力信号の変化に対する出力信号の変化の比率を、通常はdBで表したもの。

なんのこっちゃ(@_@;)

当スタジオの機材をお使いのお客さまは知っている(気付いてる)と思いますが(※っつうか、音楽機材を使ったことのある方は知っていると思いますが・・・)、ギターアンプやベースアンプに【GAIN】【VOLUME】【MASTER】などという言葉を目にしたことがあると思います。

Marshall/JCM2000を例にして言うと・・・


GAINとVOLUMEが一緒についています。これは「プリアンプ」「パワーアンプ」です。
プリアンプは音質を整えたり、入力レベルを調整役割があります。この「入力レベルを調整する」のがGAINなのです。
パワーアンプに送る音量を調節してるのです。
中身はボリュームでもパワーアンプが”得る音量”という意味でGAINと書いてあるのです。

それに比べ、パワーアンプは本当に音を大きくしてます。

なので『GAIN=歪み』というのは間違いではないと思いますが、大入力の信号なんかは、そこで絞って小さくしてやる。逆に、小さな信号の場合は、大きく増幅する。フェーダーへの入力をそろえる事で、使いやすくなるし歪みにくくもなる。ってことが本来の使い方(意味)ではないのかな?と思います。
※違ってたらゴメンなさい_(._.)_

※例に上げたJCM2000はマズかったかも知れませんが、Marshall/JCM2000のゲインは、ゲインの増加に比例してディストーション(歪み)も増加するので、例えにしては不適切だったかも知れません(・・;)

たった今お客さんと、このblogについて話してて決定☆

次回のネタは【Marshall/JCM2000DSL100】についてお話しようかと思います!
※と言ってもフロントパネルの説明だったりしますが・・・(^^ゞ

興味があったらのぞいてみて!