岩手県盛岡市のレコーディング＆リハーサルスタジオ、カフェ「 RED HOT 」（レッドホット盛岡） 音楽をもっと身近に！岩手県盛岡市のレコーディング＆リハーサルスタジオ x カフェ

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昨晩お客さまからレゲインの差し入れをいただいたので今回もマニアックに頑張っちゃいます☆

タイトルにある【MS方式】って言葉を知らない方が多いと思いますので簡単に・・・

従来のL(Left)/R（Right）ではなく、音像の中央(Mid)と外側（Side）に分けて処理することで、従来とは異なった観点から2ミックスの音像をコントロールできるようになります！

従来のL/R

MS方式の考え

今回の考え方としては、中央（M）に定位したボーカルを強調しつつ、外側(S)のリバーブ成分などを抑えて、より歌が明りょうに聴こえる音像の作り方の説明？解説？をIK MULTIMEDIA T-Racks3　DeluxeのEQP-1Aを使って説明したいと思います☆

ほんと～に簡単に説明すると、M側のOUTPUTを上げることで、中央のボーカルが大きく聴こえるようになります！

ただ、このままだと同様に中央に定位しているKickなども持ち上がってしまうので、EQで低域をカットしつつ、高域を少しだけ持ち上げてボーカルだけが強調されるようにします！

M側のセッティング例

次にS側の処理なのですが、M側のボーカルが上がると、その分全体の奥行き感が無くなるので、S側の音量を下げてボーカル自体の輪郭を損なわないようにします。リバーブ成分は余分な低域を含んでいることが多いので、EQで低域をカットしつつ、全体が地味にならないように高域も若干足しています。

S側のセッティング例

最も聴かせたいボーカルがハッキリし、余分な帯域が削られるので、マキシマイザーを深めにかけても聴きづらくならなくなります！

今回紹介したやり方はほんの一例ではありますが、最新のマスタリング方法だと思います☆

是非、お持ちのplag-inを有効にお使い下さい！

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その存在は知っていたのですが、使い方が分からなかったりと手をつけていなかったプラグインの１つ！

今回はその【Sound Replacer】と言う商品を紹介☆


これは一体何に使うの？

そんな疑問に答えちゃいます！ザックリと・・・ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ

Sound Replacerは、ドラムやパーカッション、効果音など、ProToolsのオーディオ・トラック上の音を別の音と差し換えたり、新しく追加したりすることができるAudioSulteプラグインです！

ピンッとこないかな？

宅レコやってる人とか、生のドラムの音を録ったことがある人なら分かるかも知れませんが・・・。ドラムのレコーディングって沢山のマイクをセットしますよね！マイクの本数が多ければ多いほど狙った音以外の音も拾ってしまいます( ｀_ゝ´)

Ex）スネアを狙ってるマイクにハットが・・・とか、タムのマイクにシンバルが・・・なんてこと

その音をマルっと差し換えちまうみたいなソフトです！

今回私は、実験で以前録ったドラムのリズム音源とBFD2と言うドラムのソフトを使ってキックとスネアの音を差し換えてみました！

※実際に使う時には、レコーディングの最後にキック・スネア・タムなどの差し換えたい音を一発づつでもサンプルしておいた方がいいと思います！（実際に演奏していた人の音源で！）

この場合、BFD2は元々OH・アンビエンスなんかのシュミレーションができるソフトなので、欲しい音以外はミュートしていた方がよりいいと思います☆


結果からお先に・・・凄くいい(´Д｀)

経験者なら『タムの音を大きくするとハットの音まで大きくなってしまう・・・』なんて事がありがちですが、このソフトを使うとそんなことが気にならず、純粋にその音だけを大きくすることができます！

『リミッターやゲートで処理すればいいじゃん！』

って思う人がいるかも知れませんが、それだと音本来の響きだったり伸びが失われてしまいます。
※ヘタにコンプをかけるより有効です！

Q：空気感が失われるのでは？

A：当スタジオでは、キックにインとアウトで2本、スネアにもトップとボトムに2本、それ以外にアンビエンスマイクもたててるので問題ないです！
※勿論、全ての音源を生で叩いた音源を打ち込みの音源に差し換えることも可能ですよ！

Q：叩いた人のニュアンスが失われるのでは？

A：ニュアンスはそのままで大丈夫です！スネアの通常のショット、リムショットなんかも同時に差し換えできます！

世の中凄くなってます・・・私の頭もついていくのが大変ですヽ(ﾟДﾟ*)ﾉ

まだまだ使えこなせていないプラグインが沢山あるんだろうな・・・日々、実験・勉強です☆