次回は『ヘッドホンを使ってのミックスのコツ』みたいな事を言ってましたが、先にこの題材!
音の飽和状態・ダンゴと言うタイトルですが、
以前、宅録をしている時にはあまり?気にもしていなかったのですが、今は生音のレコーディングが多い(っつうか、それがメイン?な)ためかmixした音が『モコッ』とすることがあります。
それをど~にかしようって話です。
でもって今回も着目したのがEQです☆
以前にも紹介した事がありますが、最近メインで使っているEQ(プラグイン)をいくつか紹介しときます!
まず最初にコイツ!【McDSP/FilterBankP6】 私の使い方は、ザックリと処理したい時によく使います!
Ex)キック、タム、ベースなど
続きまして【EMI/TG12412】 これはこれでザックリとした処理に使いますが、LEVELを上げすぎても歪み過ぎないので扱いやすいです!
Ex)ギターなど
ある意味コイツがメインで使ってます!【WAVES/Q10】 ザックリもイケるけど、ほとんどの細かい作業はコヤツが使いやすいです。
Ex)全般的に使ってます。。。
最近のお気に入りは・・・【brainworx/bx_hybrid2.0】 コイツの使い方は、今はギターの2mixで使っていますが、MS方式に似た使い方が出来るのでドラムのトップやアンビ、ルーム、もちろん2mixにも使えると思います!
って機材紹介はこのくらいにしといて、早速本題☆
なんて事はありません!
いらない余分な音はカットしちゃえばいいんです!
※ここで注意しなければいけないのが、『カットし過ぎないこと!』です。音はスッキリするのでが、スカスカなサウンドになってしまいます。
最近の私のミックス方法から順を追って説明します。
STEP1.
全ての音源を立ち上げた状態でラフのラフミックスを作ります。その時に私はボーカル・ベース・ギターにのみコンプを立ち上げますが、それ以外は素の状態です。
STEP2.
パンとボリュームのみで整理しちゃいます。(重要)
STEP3.
曲を聴きこみます。と言うか曲の『イメージ』を作ります。(重要)
STEP4.
大体のイメージを掴んだら、サクッとラフにボーカルの音を決めちゃいます。
※その他の音はミュートで!出してても構いませんが・・・
STEP5.
ボーカルの音が決まったら、次にドラム&ベースの音を立ち上げます。
※この状態である程度音を整理(EQ)します!
一番手がかかるのはキックとベースだと思います(同じ低音なので)。
【ワンポイントアドバイス】
よくある事だと思いますが、『ベースの音を前に出したらキックが引っ込んでしまった。なのでEQで低音を持ち上げた』これは間違いだと思います。
ついでに『キックが聴こえないので、キックのボリュームを上げた』これも同様です。
それぞれの居場所を作ってあげましょう!
試しにやっていただきたい事は、キックのアタック音をかる~く(EQで)ブーストしてみて下さい。これだけでもキックの存在感が出てきます。
※今回の文章の中で初めて『ブースト』を使いましたが、普段の私の作業ではほとんどブーストはしません。基本カットのみです!
ある程度の音の整理ができたらお次へ!
STEP6.
その他のトラックの音(ギター、シンセ、ピアノ等)を出して全体を整理していきます!
こんな感じです(汗)
途中で(重要)って書きましたが、そこである程度の完成が見えてくるって言うかイメージしといた方がいいと思いますよ!
以前にも述べたことですが、私は『ボーカルは〇〇Hzをブーストすると輪郭がハッキリとします』と言うような説明はいたしません。そもそも声もそうですが楽器も、キック一つ取っても同じ音は存在しないと思っております。
同じドラムセットでも演奏する人の力加減であったり、セッティングで大きく音は変化していると思います。
ギターも同じです!好きなプロミュージシャンと同じギター同じエフェクター(セッティング)だとしてもまったく同じ音だとは思いません。
なので、それぞれのオイシイ音のポイントは、その都度探していきます!
なぁ~んて強く説明していますが、きっかけ作りには十分活用できますので本・雑誌でEQやコンプの事をちゃんと勉強して下さいね!
※そこで勉強したことを応用すればいいだけですから!!
って事で、次回はヘッドホンのネタに戻ります(汗)