REDHOTマニュアル≪ボーカルとオケをなじませる編≫

Posted 2010年8月21日 by fujita

宅録をしていてこの悩みって結構上位にきたりしていません?
※私もそうです!

やっぱボーカルって曲の中で一番重要視される部分だと思います!
※もちろん歌モノの楽曲の場合ですが、リスナーが一番聴くところだと思いますし・・・

っつうことで、早速ですがボーカルを処理する際に、当然ながら前回紹介したマスキングやバランスというのキーワードが重要になります!

例えば、意外にドラムのキックはボーカルにかなりの影響を及ぼします!

キックを出しすぎるとボーカルが軽い音になってしまいます!!

声には100~200Hzの部分も含まれているので、その辺りがどんどん薄れてしまうということになるのです。
※声が軽くなると、今度はピッチ感にも影響する場合もあります!

って言っていけば気付いてる方もいると思いますが、結局はボーカルをマスキングしている楽器をすることが、より良いミックスとなるわけです!

基本的に帯域の近いものが影響する場合が多いので、ボーカル自体の周波数帯域を把握しておく必要があるわけです!

以前にも紹介したことがあるのですが、アナライザーなどがあった方が本当に便利ですよ!
↑私が使っているアナライザーです☆

マスキング具合が確認できれば、ボーカルにイコライザー処理をしてピークをずらすか、あるいはマスキングしている楽器の方にイコライザー処理を施すか・・・。

または、2ミックスへのコンプレッションが有効な場合もあります!

おまけに、マスタリングでよく使うテクニックとして、2ミックスの1kHzをブースト/カットしてみるとか・・・。

ちょっと脱線するのですが・・・丁度今お客さんに相談されたこと。

「全体の音のバランス/広がり・・・(まぁ~、音がセパレートされていないって事でしょうか?)が、うまくいかない」

これも上記内容と同じことなんですよ!

ドラムだけでいっても、キック・スネア・ハイタム・ロータム・フロアタム・ハット・シンバル×2・ライドと数々の楽器がありますよね?

よく雑誌とかで『キックは80Hzくらいをブーストすると低音が出てくる』とか『スネアは1kHzくらいをブーストするとヌケがいい』とか・・・でもこれって演奏する人が変われば違うし、ましてやチューニングが違えばそれもまた・・・しかもメーカーとか・・・で、どこがベストってのは毎回違うと思うのです。

それ以外にも楽器ってありますよね?ギターとかベースとか・・・
※だからアナライザーって役に立ちます☆

本当にミックスって大変なんですよ(^^ゞ

と、ここから本題に戻ります!

えぇ~と、なんだっけ・・・・?

あぁ~更に別の方法も!

ショート・ディレイやリバーブをボーカルをボーカルにかけてオケになじませるのも有効かと思います!
※ショート・ディレイやリバーブのおおまかなセッティング例は・・・また別の暇な時に書き殴ります(^^ゞ

【今回のおさらい】
・マスキング具合をチェック


・2ミックスにコンプレッサーをかけることにより、前後感を演出する

・ディレイやリバーブでなじみ方をコントロール

毎回こ~やって偉そうに説明をしているのですが、実は私自身が忘れていたことの復習だったり、思い出しのコーナーだったりします・・・このREDHOTマニュアルって(^_^;)

最近忘れかけてたウチのNEVEくん情報☆

今日確認を取ったのですが、日本に帰国するのが9月の上旬、この店にくるのが9月の中旬だとのこと・・・

双子のCHANDLERも嫌いじゃないですが・・・やっぱ私はNEVEが好きだ!