REDHOTマニュアル≪A&Bst簡易レコーディング編その①≫

Posted 2010年1月30日 by fujita

日頃様々なお客さまがスタジオ内設置の簡易レコーディングを使用になられている・・・

そのお客さまからこれまた様々なお声を・・・

「とり方がわからない!」「ヴォーカルの声が低い(小さい)!」などなど・・・

っつう事で、なんとなぁ~く説明いたします☆

【セッティング機材】
A&Bstの天井にそれぞれ設置されているマイク(SM57×2)

※写真はAstのモノ

Mixer部分

※写真、上からYAMAHA/EMX5014c FURMAN/M-8Lx TASCAM/CD-RW900SL

現在のセッティングは・・・
天井のSM57×2をEMX5014cのINPUT(5~6ch)につなぎ、同chのINSERT I/OからCD-RW900SLにいってる感じです!
なので天井のマイクでひろった音が直接CDに書き込まれると言う単純な設定!

【録音方法】
①ブランク(空)のCD-RもしくはCD-RWを900SLのディスク挿入口に挿入します。
   ↓
②そしたら「RECORD」と書いてあるボタンを押してみよう!
※その時点で手などを叩いてみるとディスプレイのレベルが振れることを確認できるでしょう。
   ↓
③ディスプレイのレベルを気にしながら少し演奏してみてレベルがOVERしていないこと確認し「PLAY」を押せばレコーディングがスタートします。
※レベル調整は900SLの右側に『INPUT  L  R』とありますのでそこで調節願います。
   ↓
④演奏が終わったら「STOP」を押して終了です。
※一連の動作(②~④)をもう一度行うと次のトラックから(Tr1→Tr2→Tr3・・・のように)レコーディングがスタートします。
   ↓
『そのまま持って帰っても聴くことは出来ません!』
   ↓
⑤帰る前の一仕事「ファイナライズ」を行って下さい。
停止状態で、フロントパネルの「FINALIZE/INS」キーを押して下さい。そうすると”FINALIZE?”と表示されます。
※操作を取り消す場合にはもう一度「FINALIZE/INS」キーを押して下さい。
続いて左となりの「MULTI JOG」ダイアルを押して下さい。
『押せるの?』と言われますが『押せます(^^)b』
ディスプレイに”Sure?”と表示されます。操作を実行するには、もう一度MULTI JOGダイアルを押します。
ファイナライズが始まりディスプレイに”TOC X:XX”と予想終了時間が表示されます(大体1分です)
終了すると”Complete”と表示されご自宅でも聴ける状態になります☆

☆マメ知識☆
ファイナライズとは・・・
CD-RやCD-RWディスクは、音声データを録音した後でも、最終的なTOC(*)の情報をディスクに記録しなければ一般のCDプレーヤーで再生することはできません。
*TOC : (Table of Contents)の略で、録音されている曲数や各曲の演奏開始時間など、録音したデータの情報

【ワンポイントアドバイス】

上記の通り単純な設定なので、ヴォーカルの声はスタジオ内設置のスピーカー(EV/SX300)からの音をひろいます!
当スタジオでのテスト(チェック)の時には十分すべての演奏が録音されました!

「なぜ皆さんの音がキレイにとれない?」

そこで原因究明!

皆さんとても大きな音(Guitar&Bass)で演奏されているようです!

単純にヴォーカルの音に合わせてG&Bのレベルを調節してみて下さい!
※当たり前ですがDrumsはそのままで構いません。

たったそれだけで劇的に楽曲が聴きやすくなります!

大音量で演奏したい気持ちはわかりますが、ある程度の「録り音」にしたいのであればグッとこらえてレベルダウンを・・・

まずは実験あるのみですね(0^-’ )b

録った音はその場でチェック可能です☆
EMX5014cの13/14chに音を戻してますので、そのチャンネルの『ON』スイッチをオンにしてフェーダーを上げ下げしてみて下さい!

音を聴ける!と言う事は・・・

と、まぁ~またこんなに長く話しをしてしまった(^_^;)

次回は、『もう一つの(裏技)セッティング方法』を紹介したいと思います。が、作業(調整)が少し困難なので試す際には『CD-RW』をご持参の上お越し下さいませませ!