【最初に・・・】
この度、震災の為、数々の災難が続いております。。。正直、こんなblogも不謹慎かな?とか・・・
ですが、考えました。
私が今できることをやり続けようと・・・それが私の『音楽道』なのだから・・・
【製作意図】
たまたま、お客さんが『ワウをいじりたい!』って言うのを聞いて『オレにやらせて』って事で勝手!?にやらせていただきました(^^ゞ
ってこの作業してからどのくらいの日がたったのだろう。。。
後は、私自身も色々と覚えてみたく・・・。
※この手の改造はnetで沢山情報は出てきますが、、、
で、今回作業させていただいたモノがこちら!
【CRYBABY-MODEL GCB-95】
≪作業・第1段階 【トゥルーバイパス化】≫
なんか色々と調べていくと(モノにもよりますが)、入力インピーダンスの関係でエフェクトをoff(バイパス)にしてる状態で『音痩せ』が発生しているそうです!
※実際にコンパクトなんかのエフェクターを繋いだ時とダイレクトでアンプに繋いだ時の音に違和感を感じている人も少なくないと思います。
って事で!?
「無駄な?抵抗は取っちまえ!」って事で以下こんな改造をしちゃいます☆
最初に今回の改造に用意した(してもらった)パーツがこちら!
※袋の中は30kと47kのダイオード、あとはスイッチとリード線になります。
それと肝心な作業道具!
※ハンダ小手とハンダ(KESTER44),ウィック(ハンダ吸い取り線)
では、早速・・・。
【開腹】
ん~、写真が小さ過ぎた・・・。
※作業に不安がある方は、現時点での配線関係をよぉ~くチェックしとくことをオススメします!
【バッファの撤去】
写真(上)の〇内の6つのパーツを撤去しちゃいます!
撤去の仕方は、ウィック(ハンダ吸い取り線)を使って後ろから丁寧に外してあげます!
外した写真がコレ!
まぁ~キレイに外せてるでしょ?
次に真ん中にあった黒い物体(トランジスタ)の三本足の写真の左側にリード線を出します!(下写真参照)
※これがエフェクト回路の入力になります。
※□で囲ったオレンジのリード線がそうです!
ここまでの作業で半分くらいが終了です☆簡単でしょ?
【スイッチの移植】
簡単に説明すると、左の元から付いてるスイッチ(1回路2接点)を右のヤツ(2回路3接点)に交換しちゃうって事です!
ここからの説明が少々ムズイ。。。ので図解説明!
上から見た図だと思って下さい。
③ | ② | ① |
⑥ | ⑤ | ④ |
②先ほど基盤から出したリード線を繋げます
③④へ直結
④コネクタからの緑(ギターからの入力)と③からの線の2本を繋ぐ
⑤コネクタからの紫の線を繋ぐ
⑥コネクタからの青の線(2本)を繋ぐ
分かりにくいかも知れませんが・・・。
先ほど言った①のボディーアースはこちらから(□)取りました(下写真)。
この時点でお客さまに一度『試奏』してもらいました!
音痩せ(トゥルーバイパス化)は解消(成功)したのですが、今度はエフェクト音の迫力が・・・。
≪作業・第2段階 【エフェクト音の増量化】≫
まず最初に下の写真を見てもらいましょう!
これもまた簡単に説明しちゃいます☆
□と□の抵抗を下げちゃうんです!以上!!!
※□を30k、□を47kに変更
あまり意味ないかも知れませんが、変更した写真がこちら!
はい。よく分かりませんね。。。
って事で『完成』!
お客さんも納得のいく音でした☆
人によっては「買った方が早いじゃん!」と思う方が多いと思いますが、自分のオリジナルの音って凄く愛着がワクと思いますよ☆
※因みに、そのお客さんは本日(っつうか昨日)自作でFAZZを完成させました!(音が出るようになってよかったね!)
私もこれに影響を受けて『(ギター&ベース兼用)ブースター』を作ろうと思ったのですが・・・ちょっと別の作業をいたします☆
題して『REDHOTレコーディング(コントロールルーム)大改造計画』!
現在、着々と作業(構想)は進めているのですが、今回の災害で流通がストップしたり、先立つモノが・・・と、いつ頃完成するか未定ですが、今後一味違ったレコーディングを皆様に提供出来るように準備をしております!
それと、スタジオ内で気付いた『音楽環境』も少しづつではありますが改良をしていきたいと思っております。
私に出来ること・・・それは、マニアックな音楽道。これからも続けさせていただきますm(__)m