REDHOTマニュアル≪EQ(イコライザー)編≫

Posted 2010年3月24日 by fujita

久々に今回はREDHOTマニュアルEQ編!

EQって簡単な様でいて「よくわからない」って方が多いと思いますので、今回もザックリと説明していこうと思います

◆EQとは何をするものなのか?

EQについて説明する前にそもそも音とは何かという基本に戻って考えてみると“音の3要素”という言葉を耳にしたことがある方もいると思いますが、これはサウンドの特徴を決める要素で【音の強さ】【音の高さ】【音色】を指しています。音の強さ、音の高さはなんとなく感覚的に分かる要素だと思いますが、音色は分かりにくいでしょう。音色はそのサウンドが持っているさまざまな周波数の成分がどのように分布しているかが大きくかわってきます!例えば同じ楽器でも図①の(a)と(b)では全く違ったサウンドになります。
簡単に言えば、この音色の部分をコントロールしてしまおうと言うのがEQの発想です!

◆音楽を構成する6つの帯域

っつう事で、小難しい説明は終わりにして早速、音楽を構成する周波数帯を6つの帯域に大別して、どのような楽器がどの帯域に集まりやすいか確認しましょう☆
※ザックリですが・・・

●60Hz以下
実音でこの帯域が鳴っている音はシンセ・ベースなど一部の楽器だけで、大多数は振動音ねどのノイズです。これら音楽に関係のないノイズに関してはカットしてしまうのが有効でしょう(ローカット)。なお、この帯域はEQの変化が確認しにくいので、ブーストのし過ぎには注意したいところです。

●60Hz~300Hz
リズムセクションの基音(最低限の音楽的な周波数)が集中する帯域です。音の太さやヌケなど楽曲の骨格を作る上で重要な部分なので、同じ範囲内でもなるべく楽器ごとの周波数をバラしておきたいところです。また、低音楽器はブーストやカットによってかなり音量が変わってしまうので、早い段階である程度の音決めはしておきましょう!

●300Hz~2kHz
ほとんどの楽器の基音が集まる帯域です。それゆえ、楽器ごとの周波数的なバランスなど細心の注意を払ってコントロールしていく必要があります。ベースのアタック音などは1kHz前後をブーストすることで強調できますが、人間の耳で一番敏感な帯域なので、ブーストやカットのし過ぎは逆効果です。

●2kHz~4kHz
ここも同様に、人間の耳に届きやすい帯域です。多くのソロ楽器がこの帯域に集中するのですが、ブーストし過ぎるとヒステリックに感じられる音色になってしまいます。過剰なEQは原音にない不自然さを浮き立たせてしまうので、うまくコントロールしたいところです。

●4kHz~7kHz
楽器の音色を決定する帯域です。主に楽器の倍音が集まっており、この帯域で音色のキャラクターが決定付けられます。それだけに音をクリアにしたり、逆にクセのある音にしたりといったコントロールが可能。逆にカットすると、くすんだ少し古めのサウンドにもなります。

●7kHz以上
ほぼ倍音だけの帯域です。音の明瞭度やヌケにかかわってきます。また、低域のように耳には聴こえなくても高音のノイズが乗っているときもあるので、その場合にはハイカットを利用してノイズを除去しましょう。楽器単位でその辺りを処理するかしないかでは、全体のサウンドの明瞭度が大きく変わってきます。

って感じですかね?

正直このEQってもっと伝えたいことが沢山あるのですが・・・(書くのが大変です)

今回はEQについての本当にザックリとした説明でしたが、皆さんは多分パート別(ドラム・ギター・ベース・ボーカルなど)のEQポイントやマスタリングなどの2mixにかけるトータルEQに興味がおありかと思いますが、やはり・・・(書くのが大変で・・・)。

小出しにしていきたいと思います(^^ゞ

まずは、お持ちのEQをいじってみる事ですね!
※グラフィックだったりパラメトリックだったりのEQを・・・(これの説明も必要かな?)

・・・まっ、まず、自分の耳を信じていじくることが大切です(^_^;)

いざとなったら前にお話したスペクトラム・アナライザーなんかで視覚的に見てみることもオススメです☆

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